傷ついた小鳥
ある日
小鳥は、いつものように羽ばたいていこうと思いましたが、
羽が重たく飛び立つことができません。
小鳥は、羽をよく見ると
黒い小さな固まりが羽につき重たくのしかかっておりました。
小鳥は、なぜこのようなものがついたのか全くわかりません。
小鳥は、一生懸命飛び立とうと何度もがんばりましたが飛べません。
すると、小鳥の奥の方から小さな鳴き声が聞こえてきました。
それは、小鳥の胸の奥の方に小さな小鳥の赤ちゃんがいて泣いていました。
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よく聞いてみると、
この世界に誕生することが納得できなかったのか、
誰かとの悲しい別れがあったのか、
「いつも泣いて目覚めている自分がいたんだよ」と、
小鳥の内なる赤ちゃんが言いました。
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小鳥は、そのことを聞くと思い出し
自分はいつも、いつも目覚めては泣いていた自分がいたことに気づきました。
やがて、小鳥は内なる赤ちゃんに「今は、どうなの」と聞くと、
「生まれてよかったよ。でもね。このことが忘れられなかったんだよ。聞いてくれたありがとう」と言いました。
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そして小鳥は、自分が苦のエネルギーから生まれかわる使命だったのだとやっと気づきました。
小鳥は、やさしくたくさんお話を聞かせていただくと、
内なる小さな赤ちゃんは心が安らぐように穏やかになり、
一緒に、傷ついた羽の黒い染みをくちばしでやさしく、やさしくいたわり始めました。
生まれてから、傷ついた心も一緒に慰め癒しはじめました。
❤
すると、それまで気づくことができなかった仲間が側にいて、
天使や、ご先祖様、守護する神様が癒しのエネルギーで見守っていました。
小鳥と内なる小鳥は「自分は一人ではなかったんだね。ありがとう!」と感謝を告げると、
窓の外には、ビルの何倍もある大きな羽のついた天使が空中に留まり、
こちらの方に
癒しのエネルギーと、
愛のエネルギーを羽ばたきながら
神々しく放射線状に辺り一面に送り続けておりました。
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小鳥と小鳥の内なる赤ちゃんは、
いつのまにか、
苦になっていたことも、
生まれる前の魂も、
すっかり癒しを受け透明になり黄金の輝きと大きな太陽の光を放ちながら
喜び、
感謝し、
「ありがとう!ありがとう!」と、
美しいさえずりをメロディーに乗せ
青い空へ高く高く飛び立ち
大きな天使の方へと羽ばたいていきました。
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ご拝読いただきありがとうございました。
今日は、秋田へ2泊3日で仕事をかねて出かけます。
皆様にとっても
良き一日となりますように。
天に感謝です。