介護現場は、早くから気づいていました。
「私が学んできた認知症ケアはまちがっていました。」と。
医師の勇気ある行動に、とてもありがたく嬉しく思います。
今の介護現場は、
それは日本人の気質や今の風土により
人間的本質へ変化を与え無理がきかなくなっているからでもあります。
その視点を基盤としたパーソンセンタードケアの本質もわかりやすく書かれておりました。
本のPRではありませんが、今の介護現場の人等にぜひとも手にしていただきたいと思われる本でもありました。
認知症の理解やサポーター養成から、認知症という病気が地域に根差したからこそ見えてくるものでもあります。
現場では、アルツハイマーと診断されていても進行状況は全く違い、
当事者自身が「青い空を見ても咲き始めた桜をみてもきれいだなーと感じるのになぜ、自分は変になってしまったんだろうー」と、言葉にしていただく場面もあります。
このような場面が、多くの人々にみられるのです。
認知症の人は、100人いたら100人対応が違うのです。
だからこそ、その人の心に目を向けることなのだなーと感じます。
🌻
その人の人生を知る。
その人がどこで生まれどのような暮らしをされてきたのか。
嫌な言葉は、どのような言葉なのだろう。
その人が喜ぶ言葉、
その人が嬉しい表情をするときは?
その人が食べたいものは、
その人が行きたいところは、
その人が会いたい人は、
その人の病気をしってますか
その人の服用しているお薬はしっていますか?
症状が改善されても飲み続けている御薬はありませんか。
Drの耳に届いておりますか?
ご家族は知っていますか、
最期のときを係わり早期の状況から家族様と共にどのようにしてほしいか聞いていますか?
係り時は、遠方のご家族にとっても家族が団結する時期であります。
人生を預かるのが介護の仕事であります。
現場の介護者が喜ぶ表情を見て喜ぶのがご利用者であり、
その反面、辛そうな時やお腹が空いているのではないだろうかと、案じて言葉をかけていただけることが良くありますね。
ご利用者は、介護現場の人等を家族のように思っているのです。
この考えは、一部「認知症の人のためのケアマネジメントセンター方式」の考えがベースであり
このベースが身に着くと現場での判断に瞬時に結びつき役立つこととなります。